
そんな理由でやめる人おるんか
パチンコやめたおっさん「萌え系の台ばっかで恥ずかしくて打てなくなった」
パチンコをヤメたオッサンたちの主張。萌え系無理、複雑すぎる、出玉が少ない
中略
パチンコ屋からなぜオッサンは消えたのか?
だが、時は過ぎて2022年の今、オッサンだらけだったホールの客層はどちらかと言えば若者が多く、筆者のようなオッサンパチンコ打ちは少数派の存在に。目をギラギラ輝かせながらくわえタバコで文句を言いながら台をバンバン叩くオッサンやオバチャンなど皆無である。そもそもホールは禁煙だし……。筆者の友人達も、大学時代は一緒に朝から並んだパチンコバカばかりだったのに、聞けば誰もパチンコ、パチスロを打たなくなってしまった。
パチンコ依存という言葉があるが、実は依存してしまう人よりもヤメる人の方が多いのでは……とすら思ってしまった。
そこで今回はオーバー40を中心にパチンコをヤメてしまった人たちに、そのワケを聞いてみた。するとそこには、オッサンならではの言い分があったのである。
萌え系の台が恥ずかしくて打てない
都内在住の松本智之さん(仮名・46歳)は、パチンコをヤメたのは今から3年ほど前だという。松本さんのパチンコ歴は浪人時代にさかのぼり、大学時代は「クランキーコンドルのリプレイハズシがバイトだった」と語るほどのめり込んでいた過去がある。何がきっかけでパチンコをヤメたのだろうか。
「連チャン規制されたり、出玉が~ってのもあるけど、一番の理由は萌え系の台ばっかで恥ずかしくて打てなくなった。萌え系が好きな人にはたまんないのかもしんないけど、私はちょっと敬遠してしまう。『おしおきピラミッ伝』とか、ゲーム性で好きで打ち込んだ台もあったんだけど、どうしても抵抗感が拭えなくて、萌え系の台を避けるようになっちゃった」
とは言え、いくら萌え系の台が苦手だからといえ、萌え系以外の台も多数あるワケだが……。
「確かに萌え系じゃない台も多いけど、それ以上に抵抗があったのは萌え系キャラを前面に推し出したポップが店内だけじゃなくて、店の外にもデカデカとね……。やっぱ我々の世代は、どちらかというとギラギラのネオンの方が馴染みがある。20代とかならいいけど、40オーバーのオッサンにとってはなかなかにツラい(苦笑)」
工□系スロットに血眼だったオッサンを思い出し引退を決意
そんな松本さんがパチンコ引退を決定づける出来事が起きた。
「昔、美麗っていうスロットがあって、○○女優とコラボっていうとんでもない台があったの。BIG中はストップボタンを押すタイミングでパネルを壊すミニゲームがあって、パネル壊すとセクシーショットが見られるワケ。で、そのタイミングに合わせてバシバシ押してたんだけど、たまに猛烈な勢いでさ、本気でミニゲームやってるオッサンとかいて、ちょっとなぁ~って思ってた。でも、あれから10年以上たってシンデレラブレイドでおしりペンペンタイムで気合入れて叩いてるオレって、美麗のオッサンだったんだよなぁって」
では、萌え系の台が今よりも減って、ポップも大人しくなったら松本さんはパチンコ復活するのかと問うと……。
「打つかもしれないなぁ。結局、パチンコ屋って居心地がよかったから行ってたと思うんだよね。結局、萌え系が多い場所っていうのは、オレにとっては居心地がよくないわけ。とは言え、今のパチンコの姿って客から求められているからこのスタイルになったわけじゃない。ってことは、オレみたいなのは少数派なわけで、少数派に合わせなくてもいいとも思う」
オッサンにとって、確かに萌え系はツラいのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/51d539bbb4ff68f8d5ae1466126da2dfe86d7345?page=3