ikedaaaaa
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:46:36.89 ID:E5irxxMf0

第一弾  蒲原 「わはは・・・。またパチスロで3万負けた」

http://pachinkopachisro.com/archives/43386816.html

に続く第二弾です。よろしくお願いします。




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:48:47.34 ID:E5irxxMf0

私の名前は池田華菜。風越女子高校の2年生で麻雀部に所属している。
3か月前、麻雀の県大会の団体戦ががあったんだけど、私のせいでチームは惨敗。
 そのせいか、その日以来コーチは麻雀の指導をする事は無かった。
何やらキャプテンの話を聞くに「パチスロ」と言うモノにハマっているらしい。

~放課後~

コーチ「池田ァ!!スロット行くぞぉ!!」

私の放課後の大半はコーチのこの一声で始まる。




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:52:15.35 ID:E5irxxMf0

(こんな事に付き合わせられる位なら1秒でも多く牌に触れていたい・・・)

心ではそう思っていても怖くてそんな事は言えなかった。


コーチ「今日は絶対勝ってやるからな!」

池田「が、頑張りましょう」

コーチ「池田ァ!お前あと軍資金いくらあるんだよ!?」

池田「えと・・15万円、ですね」

コーチ「ふん。せいぜいオケラにならないようにしろよ」
3to116

池田「・・・・ハイ」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:54:07.16 ID:E5irxxMf0

そもそもの始まりは県大会の2週間後の合宿だった。朝の朝礼中コーチが

      「池田はこのまま残れ。後の奴は午前の課題だ」

と言った。

私は県大会の事でまた怒られるのか、と胃がキリキリしていると
コーチの第一声は予想外の言葉だった。


コーチ「池田、お前今何万持ってる?」

池田「ふぇっ!?」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:56:07.13 ID:E5irxxMf0

池田「て、手持ちで3千円位で・・銀行に1万円程ですけど・・。」


聞いてきた単位が千単位ではなく万単位な所に恐怖を感じながら私は素直に言った。
私は、まさかコーチにお金を脅されるのか?と思っていると
次の言葉はもっともっと予想外だった。


コーチ「よし池田、1万下ろしたらパチンコ屋に行くぞ」

池田「ぱ・・パパッ パチンコ屋!?」


私は頭が真っ白になった。




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 20:57:59.15 ID:E5irxxMf0

池田「でで、でも!私全知らないし!そう!私未成年だし!」

コーチ「あぁん?行くっつったら行くんだよ!」

池田「!?」


私はコーチに半ば強制的に連れて行かれた。
振り向くと福路キャプテンはもの凄く不安そうな顔で私を見ていた。

(助けて・・・キャプテン・・・!)




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:00:22.56 ID:E5irxxMf0

コンビニに寄りなけなしの1万円を下ろすと、高校から徒歩15分
この地域ではそこそこ大きい店舗『パーラー風越』に到着した。
時間は8時だが既に50人ほど並んでいた。

7


コーチ「チッ、開店1時間前でこれかよ。
    池田ァ!今日は月一激アツイベントだ。根性入れて行けよ!」

池田「ゲキ?あ・・ハイ」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:02:58.90 ID:E5irxxMf0

~開店~


物々しい雰囲気の中、大きなBGMが鳴り入場が始まる。
私は鬼のような形相をしたコーチに手を引かれ
初心者という事で『アイムジャグラー』と言う台に座らされた。

コーチ「いいか?ここが光ったら呼べ」

そう言うとコーチは左下のGOGOランプを指さし、こすった。
それだけ言うとコーチは私のすぐ後ろに座った。




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:05:14.41 ID:E5irxxMf0

しかし何が何だか分からない状態。
どうやったらコインを使えるのかすら分からないので、とりあえず横のDQNが
入れた所に千円を入れてみた。
DQNの台にコインがジャラジャラと流れ始めた。

池田「わわわっ」

DQN「あ?何やってんの?うぜぇ」

池田「す、すみません! あの、今日が初めてで・・」

DQN「ふーん。スロは千円で50枚だから」


よく分からないけど50枚のコインを私の台に投げるように入れてくれた。
私は本当に50枚あるか数えてみた。





コインは60枚あった。




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:07:02.26 ID:E5irxxMf0

池田「あの・・10枚多いですよ?」

DQN「いいよ。やる。」

池田「あ、ありがとうございます」
  (DQNだけどいい人なのか?)


私は1枚ずつコインを入れレバーを倒した
テッテロリン♪というかわいい音と共に前の絵が回り始めた
恐る恐るボタンを押すと絵は止まった。



~5分後~

あっという間に60枚は無くなってしまった。

池田(え・・・私の1000円もう終わり!?)




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:09:13.09 ID:E5irxxMf0

私は止めようと思い、コーチに止めたいと言った。

コーチ「はぁ?無理に決まってるだろ池田ァ!金が無くなるまで打て!」

私は渋々席に戻り50枚のコインを交換した。


1000円
1000円
1000円





どんどん1000円は無くなっていく・・・

そして最後の1000円を投入した




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:12:12.35 ID:E5irxxMf0

池田(私のおこずかい3カ月分がぁ・・・。っていうかお母さんに怒られるし!)

そして残り数枚になった時

        ガシュ!!!!!!!!!!!!!ピカッ!

14


池田「ニャァァァァァ!?」

けたたましい音と共に左下のGOGOランプが光っていた。



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:13:55.45 ID:dL2Qhr3L0

ワロタ、イベント日に一万じゃ少なすぎるな



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:14:35.82 ID:1VQNTcqF0

畜生池田ァァアアアア!!



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:15:19.53 ID:E5irxxMf0

そうだ、コーチを呼ぶんだった!

池田「コ、コーチ!光りましたよ!」

コーチ「おー池田ァ、ボーナス確定だ良かったな。じゃあな」

それだけ言うとコーチはまた自分の台に座った。


池田(どうしたらいいんだし・・・・)


オロオロする私。すると


DQN「揃えてやるよ」

そういうとDQNは自分のコインを3枚入れて
ポンポンポンと7を揃えてくれた。
軽快に音楽が流れ始める。

私はお礼を言うとただただ必死に回した。




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:16:01.76 ID:3kd43Vfu0

DQNw



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:16:37.42 ID:AKRK6yRm0

DQNの優しさに涙した



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:16:41.95 ID:E5irxxMf0

そこからが凄かった。
息つく間もなく左下のGOGOランプが何回も何回も光り
その度に驚き、DQNに揃えてもらった。

何が何だか分からないうちに箱が5つ程コインで満タンになっていた。

池田「目が痛いし!」


~17時~

コーチ「チッ、合宿の方が終わるころだな。池田ァ!帰るぞ!!」

最後のボーナスを消化し終えるとコーチは店員を呼び
コインを計量機に持って行かせた。
コインはカウントされてレシートを渡された。そしてそれをカウンターに
持っていくとカワイイお姉さんが何やらたくさんカードの様なモノをくれた。

コーチ「よし、じゃあ換金して帰るぞ」

私は訳が分からずコーチに言われるがまま換金所と言う所に行きカードを渡した。


池田(使った分位は帰ってきてほしいな・・・)

そう思いながら待っていると、小さなスペースから
換金するおばちゃんの手と共にお金が出てきた。

そこには1万円札と千円札がモリモリと積まれていた。

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22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:19:01.30 ID:E5irxxMf0

池田「ちょ!? ええ?コーチこれ!?」

コーチ「ああ、ここは等価交換だからな。
    さすが県大会で数え役満出しただけの運はあるな。
    ビギナーズラックって奴か。」

池田「いや、そうじゃなくて!これ10万円もありますよ!?」

コーチ「何だ池田、お前嬉しくないのか?」

池田「・・・・・・」

コーチ「あーあ、私は3万負けだ。クソ!」


私はちっとも嬉しくなかった。嬉しいという感情よりも
驚きの感情、そして罪悪感が凄くあった。
そして何より頭が痛かった。




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:19:39.45 ID:AyO8RhOj0

モリモリw



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:20:19.99 ID:AKRK6yRm0

ジャグで5000枚・・・ ゴクリ・・・



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:21:40.90 ID:E5irxxMf0

合宿所に帰るとキャプテンが一目散に駆け付けてくれた

福路「華菜!今まで何してたの!?」

池田「キャプテン・・・実は・・」

私は一旦言おうとした口を止めた。
キャプテンの泣きそうな顔を見るとどうしても言えなかった。

池田(キャプテンを悲しませたくない)

池田「い、いやぁコーチと秘密特訓したんですよっ。ほら私県大会でやらかしたじゃないですか。」

福路「華菜、本当なの?」

池田「やだなぁキャプテン、部員が信じられないんですか?あ、ちょっと用事があるんでまた!」

そう言うと私は走ってその場を後にした。
気まずいとか罪悪感とかでは無くただ単に頭が痛かったからだ。




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:23:31.93 ID:E5irxxMf0

頭痛薬を飲み、お風呂、晩御飯を済ませ床に就いた。
麻雀部の上位ランカーには個室が与えられる。

合宿所に帰ってから何人もの部員に心配する声を掛けられたが
キャプテンの時と同じように嘘を付いて逃れた。
罪悪感では無く本当に頭が痛かったからだ。
下位の奴に至ってはちょっと無視した。


池田(スロットなんて今日限りだよな。明日から華菜ちゃん頑張るし!)


そして合宿は2日目を迎えた




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:24:57.67 ID:3kd43Vfu0

前回の様にハッピーエンドで終わってほしいな




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:24:51.90 ID:E5irxxMf0

池田「うーん!体調万全!やる気満タン!華菜ちゃん絶好調っ!」

朝礼が始まった。
昨日は合宿なのに牌を触れなかったし早く麻雀が打ちたくてウズウズしている。


コーチ「私はこの後用事があるから夕方まで抜ける。福路、後は頼んだぞ」

池田(どうせまたパチスロだし。何が面白いんだか)

コーチ「~~。以上解散!」


池田「よ~し今日は華菜ちゃん死ぬほど麻雀をうt」
                    コーチ「池田ちょっと来い」


心臓がドクンと波打った




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:26:57.49 ID:E5irxxMf0

コーチ「池田、今日も行くぞ。昨日の負けを返してやる」

池田「あの・・コーチ、今日は麻雀を打ちたいんですけど・・。」

コーチ「ぁあ?来いっつてんだから来いよ!」

池田「コーチ一人で行けばいいじゃないですか!」


私はいきなり胸倉を掴まれた。


コーチ「一緒に来るか部を辞めるかどっちだ池田」


私はコーチの威圧感に言い返せなかった。


池田「・・・・・・行きます」




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:29:34.32 ID:E5irxxMf0

今回はバスに乗って移動した。

池田(死ね!死ね!子宮爆発して死ね!)
移動中、心の中で何度もコーチを殺した。

バスに乗る事15分、一番の大型店『マルハン風越店』に到着した。

コーチ「今日はお前の好きな台を打て。もう何も言わんからな」

池田「・・・はい」

私はもう何も考えなくなった。
そして開店。

取り合えずスロットコーナーをうろうろしてみた。
よく見てみると、知っているアニメやゲームのパチスロが沢山あった。

池田(へぇ、色々あるんだな)

うろうろしているとバラエティーコーナーに1台だけある台に目が留まった。


池田「パチスロ・・・哲也?哲也ってあの哲也だし!」

哲也は部室に全巻揃っていて、私が一番好きな麻雀漫画だ。
昔は出来もしないのにイカサマの練習もしたりした。

池田「好きな漫画の台の方がまだ気は楽だよ・・・な」

そういうと私は1000円を躊躇なくサンドに入れた。




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:30:39.89 ID:E5irxxMf0

結果から言うとまた10万円程勝ってしまった。
打ち方が分からないのでパンフレットと睨めっこしながら
打ってたらいつの間にか5箱も積んでいた。


換金所から1万円札がパンパンに入るには決して似合わない様な
かわいいサイフを持ちながら出てきた私を見てコーチは

「ホントにお前は運だけはいいんだな」

と嫌味ったらしく言った。


池田「あの・・コーチはどうだったんですか?」

コーチ「見りゃあ分かんだろ。負けたよ、しかも5万ストレートだ」

池田(この人は生活大丈夫なんだろうか)


帰りのバス、今日も頭痛がした。
コーチは終始イライラしていた。私は頭痛の中で

「大好きな哲也のパチスロが打ててちょっと楽しかったな」と思っていた。




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:31:53.31 ID:E5irxxMf0

合宿所に帰るとまたキャプテンが走ってきた。

福路「華菜・・・今日は何をしてたの?」

池田「きょ、今日はコーチにプロの対局を見せて貰ったんですよ!
   いやぁ凄かったし!ムツゴロウさんは強い!」

(※ムツゴロウさんは日本プロ麻雀連盟の相談役であり、段位は九段)

福路「え?部の情報では何か大会あったかしら?」

池田「あ・・あのいや・・その・・。」

福路「ねぇ文堂さ~ん」

池田「じゃ、じゃあちょっと失礼します!」


私は大好きなキャプテンに嘘ばっかつく自分が嫌いになった。




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:32:00.07 ID:sw1nbuDw0

池田すげえ



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:33:54.44 ID:S4F9V+6ZO

調子のった池田ァ!



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:34:17.20 ID:AyO8RhOj0

華菜ちゃんが不良の道に・・・



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:34:24.58 ID:E5irxxMf0

夜、合宿最後という事で、校内ランキング戦が行われた。
校内ランキング戦は月1回行われ、その結果で部員同士の順位が決まる。

痛かった頭痛も早めに治まり、やっと牌に触れる事が出来た。
しかしここ2日の疲れからか、全く麻雀に集中できない。

「ロン、8000」
「ロン、3900は4200」   

池田(イー・スー筒待ちだけどイー筒切ってるじゃないか・・・
   これじゃフリテン。えーいリーチだし!)

「ロン、タンピン三色ドラドラ・・・12000です」

37

池田「何やってんだ私・・・」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:35:19.91 ID:E5irxxMf0

結局校内順位を2つ下げて合宿は終わった。

私は布団に入ると泣いた。
それはもうむせび泣いた。

(もう絶対パチスロは行かないし。って言うか誘われてもキッパリ断ろう)

そう思っているうちに泣き疲れて私は寝た。




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:36:38.92 ID:E5irxxMf0

夏休みも終わり学校が始まった。
しばらくコーチも来なかったので部活動も順調だった。
あまり言いたくは無いが、パチスロのお金で欲しい服も買えたし
その点に関しては気分は良かった。

しかしそんな幸せな日々も束の間、またコーチが私の所に来た。


コーチ「池田ァ!!久しぶりにパチスロ行くぞ!!」

池田「行きません」


私は冷静にキッパリと言った。


しかし数分後にはコーチの気迫に圧倒されて
「行きます」と言ってしまう自分の心の弱さを呪った。


長くなったけれど、こんな調子がズルズル続き冒頭に戻るのである。




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:37:35.48 ID:E5irxxMf0

コーチ「池田ァ!!スロット行くぞぉ!!」

いつもの口調でコーチは私を誘って来る。

コーチ「今日は絶対勝ってやるからな!」

池田「が、頑張りましょう」


もう何度目のパチスロだろう。


池田「えと・・15万円、ですね」

コーチ「ふん。せいぜいオケラにならないようにしろよ」


あれからコーチと何回パチスロに行っただろう。
勝ち負けを繰り返し私の財布には15万程あった。




43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:38:28.59 ID:E5irxxMf0

平日の放課後はコーチの用意した服に着替えさせられて
『パーラー風越』に通っていた。遠出する時間は無い。


私は、私の意思とは反対に各機種の知識や
目押しが正確に出来掛けている自分が嫌だった。

もともと自分はゲームは大好きだし、家族麻雀では
お金を掛けてやってたりもするし、実際お金が掛かると
かなり熱中してしまう。こんな性格が災いしたのかな。

と、隣でスイカやチェリーを毎回こぼすコーチを見ながら私は思った。


池田(左リール枠内に赤7狙ってスイカまで滑ったらスイカフラグだし・・)




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:40:11.46 ID:E5irxxMf0

~閉店~

結局私は15000円勝ち、コーチは2万負けで終わった。


コーチ「あーあ、もうパチスロやめるわ!」

池田(本当に止めてほしい・・・)



帰宅。
夜遅く帰ってくる私に家族は心配したが、毎回部活だと嘘を付いた。
なんせ次期部長候補なんだから、と。


池田(私、嘘付くのうまくなったなぁ)


自分の部屋に戻ると、ふとパソコンの電源を付けた。


池田「また、コーチに誘われた時の為に台の情報調べておくかな。
   知らない台打って負けるの嫌だし」


そう言うと私は「パチスロ 攻略」と打ち検索ボタンを押した




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:42:28.67 ID:E5irxxMf0

その日以来コーチは私をパチスロには誘わなくなった。
コーチとして部に来ない所を見るとやはりパチスロに行っているのだろうか。

でも私にはそんな事関係無かった。
私は今までの時間を取り返すかのように夢中に麻雀に打ち込んだ。
校内ランキングも2位に復活し、一時期はキャプテンを追い詰める所までいった。

福路「華菜、最近すごく調子いいわね。これもあの合宿の成果かしら?」

45

池田「キャプテ~ン♪ありがとうございますー」
華菜ちゃん超やる気出てきたし!!」

しかし頭の隅でコーチの事を思っているのはどうしてだろう。



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:45:38.49 ID:E5irxxMf0

そんな日々がひと月程続いたある金曜日の夜
私はパチスロの攻略サイトを巡回していた。

池田「このゲームもパチスロで出るんだ!」

私の目に留まったのは『パチスロバイオハザード』

バイオは私が大好きなゲームで、全シリーズをやり込んでいる。
ゾンビは大好きだし、今もバイオ5を進めている最中だ。
昔キャプテンに無理やりやらせたらキャプテンは失神したっけ。

池田「この付近に導入されてるのかな?」

導入店舗を検索したら1件出てきた

池田「マルハン風越店トップ導入だし!」

しかしパチスロ何て大嫌いだ・・・
大好きなバイオシリーズ・・・
1万円だけ・・・
いやでも
しかし
でも
ニャ・


次の日。
開店1時間半前、DQNやおっさん達と一緒に一人並んで開店待ちしている私が居た。




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:46:58.17 ID:E5irxxMf0

池田(1万だけ、1万だけ。どんな感じなのか見るだけだし)


つい数ヶ月まで1ヶ月5000円のおこずかいで、登校途中に
105円のパックジュースか、147円でおまけ付きのペットボトルかを
真剣に悩んでいた女子高生が、今はパチンコ屋の開店待ちをしてて
1万だけとか思っている。
どう考えても異常だよな。と私は思った。


~開店~

早足でバイオのシマに行き、椅子に座った。

池田「よし!頑張るし!」

コーチが居ないせいなのか、好きなバイオだからなのか
テンションは変に上がっていた。
初めて来た時には考えられない異様な感情だった。


そして私は何のためらいもなく1万円をサンドに投入した。




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:49:32.82 ID:E5irxxMf0

出だしは好調だった。
投資3000円でBIGを引くとそのままART突入。
そこからすぐにREG、BIGと立て続けに引き、すでに台の下皿は程良く潤った。


池田「華菜ちゃん絶好調だし!ってかバイオめっちゃ面白い!」


私は前もって攻略サイトで、台の
スペック・ボーナス確立・ボーナス中の打ち方・ART中の打ち方
ART中のハズレ確立・DDTによるフラグ判別・天井・チャンスアップ演出
そしてメーカーである山佐の過去に出した名器まで全て頭に叩き込んである。


池田(この台を完璧に把握してる華菜ちゃんに死角はないし!)


しかし私の意気込みとは裏腹に1時間半後
下皿のコインは無くなってしまった。




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:50:59.72 ID:E5irxxMf0

池田「ま、まぁ仕方ないしッ!もともとスペックは辛いんだし
   まだ投資は3000円だからこれからだ!」



しかしそれからと言うもの、いくら投資をしても当たりは引けず
気付けばカウンターは1000を回ろうとしていた。


池田「なんだこれ・・・なんだこれ・・・」


そして最後の1000円を使い切り投資は、1万円になった。


池田「決めた投資額に達しちゃったな・・・帰ろうかな」


そう思って振り返ると、私の後ろにたばこを今にも投げて台を確保
しようとする上下黒のスウェットにピンクのキティサンダルを履いた
汚いDQNが居た。


池田(そうだ、今日は導入初日だったんだ・・。今帰ってどうするんだ!)


私は再び1万円札をサンドに投入した。




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:53:17.38 ID:1VQNTcqF0

やめとけ池田www




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:54:02.72 ID:E5irxxMf0

しかし朝の挙動はどこに行ったのか、ウンともスンとも
台は言わず、私の想いとは裏腹に1万円は無情にも溶けていった。

しかし私の心は折れていなかった。

51

池田(この感じ、県大会決勝でちょうど0点になった感じに似てる・・・ッ!
   あの時私は数え役満をツモれた。出来る!華菜ちゃんは出来るんだ!)

           (出来るんだ!!)



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:55:56.10 ID:E5irxxMf0

~19時~

フラフラとパチンコ屋から出てくる一人の少女が居た。


池田「ろ・・6万も負けた・・・
   来る時は15万もあったのに9万しかないし・・・」


私は胃が締め付けられるような苦しさを覚えた。


池田「そう言えば私が役満上がれたのは清澄の大将が
   チャンカンしてくれたからなんだよな・・・」


もうやめよう。9万あったら欲しい服も買えるし
147円のペットも毎日買えるじゃないか。
そうだ、キャプテンにハンバーガーでもおごろう。


そう思いながら私は家に帰り、部屋に戻り
パソコンの電源を押した。
頭痛はもうしなかった。




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 21:58:36.88 ID:E5irxxMf0

~日曜日~

私はまたマルハン風越店の前に並んでいた。

昨日2ちゃんねるのスロ板のバイオスレを見ていると
設定6を打ったらしき者が、7000枚・8000枚と書かれたレシートや
終始右肩上がりのスランプグラフの画像をうpしていた。


「6は終始ART止まらないwwww」とか
「プレミアARTで一撃5000枚ktkr」とか
「隣が万枚達成してたww」などの書き込みを見るたびに
私は嫉妬の念に駆られた。


池田「そうだ!設定6は座れなくてもプレミアART引けば一撃で返せるし!
   華菜ちゃんはずうずうしいんだ!」

そう言うと私は掲示板に「死ね」と書きこむと
明日の為に早めに寝た。




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:01:52.47 ID:J5F63pzP0

いいよおもしろい



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:02:04.42 ID:E5irxxMf0

そして開店。
私は昨日と同じ台に一目散に走り、確保した。

池田(昨日の挙動は明らかに低設定のまさにそれ。
流石に2日続けてはないだろう)

そう思いながら私は1万円をサンドに入れた。

池田「さぁ昨日の分を吐き出せ!
   プレミアART引けば華菜ちゃん奇跡の逆転プラス収支だし!」

~19時~

6万円を吐き出した一人の少女がパチンコ店から出てきた
                      56



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:04:06.15 ID:AKRK6yRm0

池田ァァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww




58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:04:15.25 ID:E5irxxMf0

池田「どうしてこうなった・・どうしてこうなった・・」


私の両サイドでコインがもりもり増えるのを見ながら
1000ハマってるときは本当に死にたくなった。
財布にはもう諭吉が3枚と小銭が数百円しか無かった。


本当にもうやめよう。3万円あれば服は買えないけど
105円のジュースは毎日買えるよな。
キャプテンにはうまい棒でもおごろう。

そう思いながら私は家に帰り、部屋に戻り
パソコンの電源は押さずに寝た。
頭痛はしなかった。




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:10:31.65 ID:E5irxxMf0

~月曜日~
土日で12万もパチスロで負けてしまったショックからか朝からボーっとしていた。
授業も全然頭に入らないし、友達の話も聞こえない。

吉留「華菜ちゃん。大丈夫?ボーっとして」

池田「あぁ・・」

吉留「あのね、華菜ちゃん、今度の選挙なんだけど・・・」

池田「あぁ・・」

吉留「その・・幸福実現党にね・・。」

池田「あぁ・・」

吉留「入れて欲しいって両親に言って欲しいの」

池田「だが断る」




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:11:28.83 ID:E5irxxMf0

~放課後~

文堂「池田先輩」

池田「あぁ・・」

文堂「麻雀・・やりま・・せんよね?」

池田「あぁ・・」

文堂「あの、先輩」

池田「あぁ・・」

文堂「今度の選挙・・是非幸福実g・」
           池田「だが断る」

文堂「大川総裁・・・」




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:14:31.54 ID:E5irxxMf0

帰りに衝動買いで1万円の服を買ってしまった。
財布の中身は2万になってしまった。

その足で家とは反対方向のバスに乗った。
適当な所で降りると目の前にゲームセンターがあったので
フラっと立ち寄ってみた。

奥の方に行くとスロットコーナーがあり、『全台設定6!』
と札が刺さっていた。

池田(ふ・・設定6か・・)


そう思いながら100円に両替して北斗の拳と言う台に座った。
横には髪の赤いショートカットの女子高生がいた・・・って!


池田「つ、鶴賀の部長?」




66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:16:04.26 ID:E5irxxMf0

66

 
蒲原「お?君は風越の大将・池田クンではないかー。わははー」

池田「あ、あんたは、鶴賀の蒲原!?」

蒲原「おーい、年上のお姉さんに対して呼び捨ては無いんじゃないかな~」

池田「蒲原・・・さん。」

蒲原「わはは~。よくぞ我が聖地へー」
(※蒲原がゲーセンに居る理由は第一弾参照)



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:17:39.90 ID:E5irxxMf0

池田「でもなんでこんな所に?」

蒲原「わはは、そりゃこっちが聞きたいよー」

池田「あの、外出ましょうか」


私は蒲原を近くのスタバに誘った。
そして素直に今までの事を打ち明けた。

と言うか、誰かに聞いて貰いたかったのかもしれない。
こんな事は両親やキャプテンには絶対に言えない。

池田「え!?じゃあ蒲原さんもパチスロに!?」

蒲原「わっははー。いやぁお恥ずかしい
   でも今は行ってないから。ゲーセンで満足満足」
(※蒲原がパチスロにハマった理由は一弾参照)

池田「どうやって止めたんですか?」

蒲原「あたしの場合は仲間かな~。その時はちょっと気が動転
   してたけど、仲間と正面切ってぶつかる事が出来た。
   そのおかげだよん」

池田「仲間・・・か」

私には到底無理な話だ。キャプテンを泣かせるわけにはいかない。




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:19:35.82 ID:E5irxxMf0

蒲原「じゃあ、あたしは帰るわー。」

池田「あ、きょ、今日はありがとう」

蒲原「たまにここで遊んでるからまた会うかもな~、わっははー」

池田(ひょうきんな人だな)


そして私はバスに乗って帰った。
帰りに5000円だけスロットを打って負けたのは内緒だ。


夜、布団に入りながら私は思った。


池田(私には仲間の助けはまず無理だ・・・。
   だったら強い意志で断ち切るしかない!)




69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:21:46.27 ID:E5irxxMf0

次の日から私はパチスロに行きたい衝動と必死に闘った。
コンビニのスロ雑誌を読んだり、ニコニコ動画でバイオを実機配信
してる人を見たりしながら欲求を押さえた。

しかしそんな我慢も持って2週間だった。


土曜日、私は最後の15000円を握りしめ
『パーラー風越』の開店に並んでいた。


~開店~

私は真っ先に『アイムジャグラー』のシマに行き、
初めてパチスロを打ったあの台に座った。


池田(あの時は5000枚もでたんだ。今回も絶対出るし。
   って言うか何も一撃を狙う必要は無かったんだ。
   ジャグラーでコツコツ勝って行けば良かったんだ。
   これだけ負けて気付くなんて、私はなんてバカなんだ・・・!)


まず5000円札をサンドに入れる。
1000円分のコインが下皿に落ちてきた。


池田(この1枚1枚が私の『命』なんだ・・!!)

そう思いながら私はゆっくりレバーを倒した。




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:27:02.89 ID:E5irxxMf0

何も無いまま最初の5000円は溶けてしまった。
息が詰まる思いで1万円を投入した

池田(光れよぉ・・光れよぉ・・)

少しGOGOランプを指でこすってみた。
そんな事をしても光るわけ無いのは十分分かっていた。
しかしこうでもしないと気が済まない。

9000円 8000円 7000円

と、サンドの残高表示は減っていく。
それと反比例して私の呼吸は荒々しくなっていった。

池田(光れ光れ光れ・・・)

6000円 5000円 4000円

池田(当たれ当たれ当たれ・・・)

3000円 2000円 1000円

池田(当たれよボケが!あぁぁぁあぁぁああああああ!!!!!!!!!)
そして最後の1000円分のコインが出てきたが、もはや放心状態だった。
残り数枚になった時それは起こった。



            ペカッ!




73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:33:28.25 ID:E5irxxMf0

73

池田「ひ、びがっだぁぁああ!!!!!」
余りの嬉しさに涙と鼻水が大量に噴き出してしまい

池田「BIGでお願いします!BIGでお願いします!!!!!」


しかし揃った図柄は無情にも 77 BAR だった



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:35:55.43 ID:3kd43Vfu0

ああ・・・



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:38:49.93 ID:XWQQ0/jAO

77BARの絶望感は異常



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:37:23.40 ID:E5irxxMf0

月曜日、私は生まれて初めて仮病で学校を休んだ。
私は自分を呪った。

最後の最後までパチスロに行ってしまった心の弱い自分を。
仲間、せめてキャプテンだけにでも悩みを打ち明けたかったのに
打ち明けれなかった不甲斐ない自分を。

ここ一番でヒキの弱い自分を。

そして何よりこれだけやられたのにまだパチスロの事を考えてる自分を。

私は貝になりたかった。




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:39:37.94 ID:E5irxxMf0

火曜日からは普通に学校に行った。
前にも増してボーッとしていたし、部活に参加しても
麻雀は打たずボーッとしていた。


月末の校内ランキング戦
この頃になるとパチスロに行きたいのに行けない禁断症状が
出始めて、常にイライラしていた。

「ロン、リーチ一発ピンフ一通 満貫です」
「ロン、ジュンチャン三色ドラ1 12000です」
「ロ・・ロン チンイツドラ 18000です」


福路(華菜・・どうしたの?あんな3鳴きした見え見えのチンイツに
   無警戒に振り込むなんてありえないわ・・。)


この時私はハコになろうが、校内順位が下がろうがどうでも良かった。
ただただパチスロに行きたい。それだけだった。




78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:44:07.45 ID:E5irxxMf0

翌月の校内ランキング戦も振り込みまくり
とうとう11位までランキングを落としてしまった。

私はそんな事よりパチスロが出来ない禁断症状に加え
今月のおこずかいも早々にパチスロで消えてしまった事
そしていつも見ているニコニコのスロット実機配信者が
1ヶ月動画を更新しない等、色んな事が積み重なりイライラは頂点に達していた。


福路「華菜、何か悩みでもあるの?相談なら乗るわ」


池田(何が相談なら乗るわ?だ・・。じゃあ5万貸して欲しいって
   言ったら貸してくれんのかよ・・・ッ!)

池田「キャ、キャプテンには関係ないし!ほっといてください!」


福路「か、華菜!華菜!」

文堂「先輩行っちゃいましたね・・」

福路「華菜・・・・どうして・・。」




81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:50:08.48 ID:E5irxxMf0

池田(キャプテンにあんな事言っちゃった。キャプテン泣いちゃったかな・・・
   軍資金が無ければパチスロに行きたくても行けないんだし、そのうち
   このイライラは治まるかな。そうしたらちゃんと謝ろう・・)

そう思ってると雨がパラパラ降り出してきた。


池田「うわぁ・・。一旦部室帰って置き傘取ってくるか」

そう言うと私は部室に向かった。


部員は全員帰っていて部室には誰も居なかった。
私は傘を取り、帰ろうとした時
金庫に鍵が刺さったまま半分開いているのを発見した。
いや、と言うより発見してしまったという表現が正しいのかもしれない。


池田「なんだよ、ちゃんと管理しろよ会計の奴・・。」


そう言いながら中をチラっと見ると、いつもは空の金庫なのに
何やら袋が入っていた。
何だろうと思い、中を見ると


『今月分 部費』

私は頭で考えるより先に、制服の内ポケットにその袋を仕舞いこんだ。




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:53:15.45 ID:E5irxxMf0

大急ぎで家に帰ると、部費の金額を数えてみた。

1・2・3・4・・・

  83


池田「すごい・・・! 10万もあるし!」

もはや罪悪感などは1mmも無かった。
2か月ぶりにパチスロが打てる。
私の心はただそれだけだった。



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:55:32.91 ID:E5irxxMf0

~日曜日~

アラームより30分早く起きた私は、ゆっくりご飯を食べ
『マルハン風越店』に向かった。当然家族には部活だと伝えている。

その道中で見なれた姿を発見した。


池田「コーチ、コーチじゃないですか!」

コーチ「おう池田、久しぶりだな。こんな朝早くどこ行くんだ?
    ははん、さてはお前マルハンの月一イベントに並ぶ気だな」

池田「さてはーって、それはコーチもでしょうww」


コーチ「あ?何言ってんだお前?」

池田「!?」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:56:44.52 ID:AyO8RhOj0

華菜ちゃん・・・



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 22:58:58.29 ID:E5irxxMf0

コーチ「お前と最後にパチスロした日あっただろ?もうパチスロやめるわ!って
    言った日だ。あの後すぐ、雀荘で知り合った奴と意気投合してな、
    そのまま付き合ってるんだ。簡単に言うと彼氏が出来たって事だよ。」

池田「じゃあもうパチスロは・・・?」

コーチ「ああ、全く。ってかもう興味も無いわ。自分でも何であんな金を
    ドブに捨てるような事してたんだろうって不思議なくらいだ。」

池田「・・・」

コーチ「お前も勝ってるうちに足洗えよ。ってか高校生だしな(笑)
    じゃあ今日は彼氏と初●●●●だしもう行くわ。じゃあな♪」

池田「あ、ハイ・・」



池田(何が足洗えだよ!強制的に私をパチスロ漬けにさせといて
   自分はやめて彼氏とラブラブってか?ふざけんじゃねぇし!)

池田「・・・・絶対勝ってやる」




91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:02:24.84 ID:E5irxxMf0

開店。
私は一直線にバイオの台に座った。
財布には10万入っているが、軍資金の目安は5万だ。
今日は行けそうな気がした。そして何より2か月ぶりに
パチスロに触れられるという事が嬉しかった。


5回転目、通常リプレイからVSクリムゾンに発展

池田「ちょ!これは熱いし!」

心臓が早い。

池田「第2リール中断にBAR図柄を狙って止まればボーナス確定だし!
   そしてリプレイ発展だからBIGも確定だし!」

祈るように第2リールを押した。
中断にBAR図柄が止まった。

池田「BIGだ!」




92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:06:35.34 ID:3kd43Vfu0

頼む勝ってくれ



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:07:37.10 ID:sw1nbuDw0

引き際を間違えるフラグ



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:08:22.24 ID:E5irxxMf0

そこからが凄かった。このBIG中の消化中にARTが確定し、ART突入画面にタイラントが出たのだ。

池田「あわわあわ・・ぷ、プレミアART引いたし!」

脳裏には前見た2ちゃんねるの「プレミアARTで一撃5000枚ktkr!」の
書き込みを思い出した。

池田(今日は・・・行ける!)

~閉店~
私は『10820枚』と書かれたレシートを持ってカウンターに向かっていた。
低設定の様な挙動だったものの、ARTがARTを呼び、閉店1時間前までずーーーっとARTだった。
久しぶりに頭痛に見舞われたが嬉しい痛さだった。

換金所で山ほどのカードを渡すと、少し間を置いてお金が出てきた。
その額20万と2000円!周りからは「おぉ」などの声が上がった

池田(これだし!これこれ!この為にバイオを打ってきたんだよ~
   金庫から盗んだ10万は朝早く部室に行って返そう!
   それでも20万あるし!華菜ちゃん奇跡のプラス収支!)

などと思いながら換金所から出てくると

??「おい、お前。池田、池田華菜か!?」

野太い声で名前を呼ばれた。私は何か聞いた事のある声だなと思い、声のする方へ振り向くと


担任の先生がそこには居た・・・・



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:10:18.39 ID:E5irxxMf0

~月曜日~

クラスはHRをしている時間だが私は両親と共に校長室に呼ばれていた。


あの日、担任に見つかった後私は、担任と一緒に家に行き
事情を全てバラされた。

両親は今まで見せた事の無い程の顔でビックリしていた。
そりゃあそうだろう、今まで親には迷惑なんて掛けた事無かったし
当日は部活動と言って出掛けたんだから。

私は担任に促され、取り合えず今日パチスロに行った事を認めた。
お母さんは泣いていた。


担任「じゃあ、明日朝一にお父さんとお母さんと一緒に校長室まで来てください」
   それまで財布は預からさせて頂きます」

そう言うと担任は財布を手に取り帰って行った。


担任が帰った後、部屋には長く重い沈黙が立ち込めた。



池田「・・・・・・・・・ゴメン」


ポツリと言うと私は2階へと駆け上がった。




96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:10:37.57 ID:1VQNTcqF0

池田・・・



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:13:41.19 ID:E5irxxMf0

そして今私は校長室の部屋に両親と居る。
長い皮の椅子には両親に挟まれて私、向かいに校長と担任が座っていた。
重い雰囲気の中校長が口を開いた。


校長「おおよその話は先生から聞いたが、素直に話してくれるね?」

私は頷き、全てを話した。
初めは嫌々コーチに誘われて行った事。そこで大勝ちをした事。
両親に部活動と言い一人でパチスロに行った事。

ただ、部室から部費を盗んだ事だけは言わなかった。
まだ見つかってないと思っていたし、すぐに返しに行けば
見つからないと思った。

全てを話し終えた。
お母さんはまた泣いていたし、お父さんはずっと黙っていた。

少しの沈黙の後担任が初めて口を開いた。

担任「本当にそれで全部なんだな?」

池田「ハイ・・・」

担任「そうか、イヤ実はな、今日麻雀部で部費が盗まれたと報告が来てな」

私の心臓はじわじわと高鳴り始めた。




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:15:02.57 ID:E5irxxMf0

担任「その盗まれた部費って言うのが10万円なんだがな、
   お前の財布の中には30万もの大金が入っていたよな。
   昨日私は20万を換金して換金所から出てくるお前を見ている。
   その20万を引くと10万円残るんだが、偶然にも一緒なんだ。
   盗まれた部費の金額と。
   池田、始めにあった10万はお前のお金だったのか?」

やばい・・。
私は体全身から汗が噴出した。
嘘だ・・嘘をつけ・・・!

池田「そ、そうです。以前に勝った、最後の10万円なんです。」

私は声を振り絞っ言った。

担任は少し考えてからこう言った。


担任「そうか、じゃあ彼女たちの勘違いかもしれないな。
   実はな、お前が盗った所を見たって言う生徒がいるんだよ」

池田「!?」

担任「是非直接言いたいと言っているから今から呼ぶぞ。
   おーい入ってきてくれ。」


ドアを開け入ってきたのは
みはるんと文堂さんだった。




99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:15:46.77 ID:E5irxxMf0

池田(ちょ・・ッ!どういう事?あの時は確かに誰も居なかった筈・・)

担任「じゃあ君たちいいかな」


そういうと間髪いれずにみはるんと文堂さんは言い始めた。




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:17:12.68 ID:E5irxxMf0

100


吉留「文堂さんと雑務をしてて、帰ろうかと部室に行くと物音がしたんです
   恐る恐る覗くと池田さんが金庫を漁っていました。」
   なにかブツブツ言っていたので凄く怖かったのを記憶しています」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:20:26.69 ID:E5irxxMf0

102


文堂「池田先輩は鬼の様な形相で金庫を漁っていました。
   そして部費をカバンに入れると猛ダッシュで走って行きました!」



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:23:33.78 ID:E5irxxMf0

池田(ブツブツ?鬼のような形相?
   みはるん!?文堂さん!?何を言ってるんだ?
   いや、盗んだのは本当だけど2人は居なかったじゃないか・・・!!)


担任「2人はこう言っているんだが池田、どうなんだ?」

池田「・・・・・・・」

担任「やってないなら胸を張って言えるだろ!どうなんだ!」


2人の意見はどうあれ、私は部費を盗んだ。これは紛れもない事実だ。
素直に認めよう。そして謝ろう。


池田「スイマセン。私が・・・私が盗りました。」


吉留「やっぱりね・・・。華菜、あんたって最低ね!」

文堂「ヒヒッ 見損ないましたよ・・先輩」


2人の声は聞こえなかった。お母さん泣いてるかな。

顔を見ようとしたその時・・・


           バシ!!!!




104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:25:45.74 ID:AyO8RhOj0

キャプテン!



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:25:57.14 ID:E5irxxMf0

105


容赦ないビンタが私の頬を打った。

父「華菜ぁ!お前なぁ!家族だけならいざ知らず、人様に迷惑を掛けるとは何事だぁ!!!」

今まで静かに黙っていた父が急に激怒した。
『他人に迷惑は掛けるな』これはお父さんが常々私に言い聞かせていた言葉だった。



106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:26:18.01 ID:sw1nbuDw0

キャプテンかコーチか…



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:27:51.10 ID:AyO8RhOj0

とういかコーチ首だろ常識的に考えて・・・



110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/23(水) 23:46:04.15 ID:E5irxxMf0

2度の目の平手打ちをしようと腕を振り上げた瞬間、担任が止めに入った。

担任「お父さん!冷静に!冷静に!」

校長はあたふたしていた。

担任「君たちは教室に帰りなさい!この事は他の生徒に言うんじゃないぞ!」

はーい。と言うと2人は出て言った。


吉留「やっぱアイツが盗んだんだな。アイツ、私たちの勧誘断りやがった罰だ」

文堂「本当ですね。素直に聞いておけばよかったものの。 けど先輩
   もしアイツが盗って無かったらどうしてたんです?」
吉留「あ?そんなの簡単だろ。あくまでアイツが盗ったと言い続けるんだよ」

文堂「流石吉留先輩♪ 次はどうします?」
吉留「次は校長にアイツの退学処分を直談判するぜ。圧力団体の力をみせてやる」
文堂「WOW!さすが地区長、吉留先輩やる事パネェっすww」
吉留「あとな、ずっと勧誘してたキャプテンだが、アイツもうすぐ落ちるぞ」
文堂「やりましたね。深堀先輩はどうスか?」
吉留「あのデブは眼中にねぇよ。体臭
すげぇんだもんよ」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:03:17.57 ID:3RIObPPx0

お父さんは担任になだめられ、少し落ち着いた様だがまだ肩で呼吸をしている。


校長「と、とにかく池田さんは今日から1週間の停学処分とする。
   この間に両親とじっくり話し合いなさい」


両親と私は学校を後にした。
帰りの車の中、当たり前だが会話は無く長い沈黙が続いた。
1分が1時間に思えるほど長く感じたし、閉鎖的な空間は
窒息するんじゃないかと思うほど息苦しかった。


家に帰ると、私は何も言わずに部屋へと走って言った。

ご飯もお風呂も行かなかった。
でもご飯だけはお母さんが部屋の前に置いてくれたから食べた。

そんな閉塞した日が続いた5日目
仕事から帰ってきた父が私の部屋の前に来てこう言った。


「家族会議をしよう、華菜」




113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:07:29.01 ID:3RIObPPx0

私自身もこの5日間部屋に篭りながら、いろいろ考えてるうちに
冷静になってきて、本音で話し合いたいと思っていた。

私はドアを開け、居間に向かった。

私は両親にこれまでの事を、学校で言った事よりも詳しく話した。
もうここまできたら恥ずかしいという感情や遠慮なんてものは無い。

すべて説明し終えると、私の心はかなり軽くなった。
本音で両親に向き合え、体当たりしたことで楽になったのかもしれない。

そんな私の気持ちが伝わったのかお父さんは
「若い時は道を踏み外しがちになる。それを正すのが親の役目だ
本当の事を言ってくれてありがとう、そしてこの間は殴って悪かった」と言ってくれた。

池田「お父さん、私・・ごめん! 私もうパチスロやめる!
   部員の皆にも謝る!これからまた頑張るよ!」

お母さんはまた泣いていた。その時電話のベルが鳴った。
お母さんは涙を拭いて電話に出た。

母「はい、池田です」


数秒後お母さんの顔がこわばり、青ざめていくのが分かった。
そしてこっちを振り向き声を震わせながら言った。

   「華菜が・・・・退学ですって・・・・・」



114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:09:20.08 ID:1D3mee5a0

ああー\(^o^)/



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:10:36.72 ID:sD3a+kPB0

詰んだなw



116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:10:54.37 ID:3RIObPPx0

池田「なんで校長先生に会わせてくれないんですか!」

次の日お父さんと私は学校の職員室に乗り込んだ。
お母さんはショックで寝込んでしまった。

何度教頭や他の先生に言っても取り合ってくれなかった。抗議しても

「学校の下した結果だから・・・」の一点張りだった。
 
お父さんも最後まで必死に説得してくれたけど一緒だった。
 
   3to116

池田「私、学校辞めなくちゃいけないのか・・・・」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:13:48.92 ID:4wgdluTR0

なんか心がすげー痛むんだけど



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:14:35.52 ID:3RIObPPx0

程なくして学校から正式な通知が来た。
学校の下した決断はもう覆らない。
改めて自分のした行為を悔やんだ。

土曜日、私は教室や部室にある私物を取りに
夕方一人学校に向かった。

教室の私物を取り終え部室に行こうと廊下を歩くと
部室から声が聞こえてきた。どうやら部活をしているみたいだった。

池田(うわぁ・・皆いるのか。入りずらいし明日にしようかな)

そう思ってドアの前に立ち尽くしていると急にドアが開いた。


部員「きゃあっ! っあ! い、池田先輩!?」


皆の視線が私に突き刺さった。




119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:16:41.85 ID:3RIObPPx0

池田「あ、あの・・」

皆の視線に変な汗が全身から噴き出してきた。
頭が真っ白で何も出てこない。
でも・・・一言謝りたい!


池田「あの・・皆!本当にごめん!謝っても許してもらえると思ってないけど
   でも・・本当に悪かったと思ってるし!」

少しの沈黙の後部員がざわざわし始めた。
みはるんと文堂さんは私を睨みつけていた。

          
         「華菜!」


背後から私を呼ぶ声がした。


池田「キャプテン!」


キャプテンは息を切らしながら私の元まで走ってきた。




120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:21:00.73 ID:3RIObPPx0

120

福路「華菜・・学校辞めさせられたって本当なの?」

池田「あ、ハイ。だから私物を今日・・。」

福路「私、華菜の事何も分かって無かった。
   私がちゃんとしてればこんな事にはならなかった・・」

池田「違います!キャプテンは関係ないです!私が、私が全部悪いんだ!
   それで、一言あやまり・・・たくて・・・」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:23:26.69 ID:3RIObPPx0

自然と涙が出てきた。最後の最後まで私の事を心配してくれたキャプテン。
そんなキャプテンを裏切ってしまった。悲しませてしまった。
色んな感情がぐちゃぐちゃに合わさり、涙が出てきた

池田「キャブデン・・ごめんなざぁぁ"い"!!!!」

私はその場にへたり込みながら謝った。

福路「華菜・・立って。そして顔を上げて」

池田「・・・うう・・。はい」

私はキャプテンの顔を見るのが最後だろうと思いしっかりと見ようと思った。


     「死ねよ」

!?




122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:27:34.12 ID:3RIObPPx0

私が2人の勧誘を断った?キャプテンがどう関係してるんだ?
っていうか何でキャプテン何でキャプテン・・・・。

吉留「カエレ」

池田「!?」

文堂「カエレ」

池田「!?」

「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
  「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」

池田「やめて・・・」

  「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
 「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」

池田「お願いだ・・」

「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
  「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」
「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」「カエレ」

池田「キャプテン・・・助けt・・・」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:29:12.69 ID:3RIObPPx0

福路「死ね」


プチン


いああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:30:41.37 ID:9V4214pQ0

ああああああ・・・




125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:36:46.84 ID:3RIObPPx0

あれから一年。私は東京にいる。今はパチンコ屋で知り合った男と同棲している。
親の金、お母さんのへそくり、私の全財産、全部持って家を出た。
彼も私も仕事はしていない。平日休日関係無く朝からパチスロだ。
持ってきたお金はとうに無くなり闇金融からお金を借りて打っている。
もう毎月の返済額さえ分からない。それでも開店待ちはテンションが上がる。

そう言えばネットで見たんだが私の母校、今年県大会優勝し、全国でもいい所まで行ったらしい。
ま、私には関係無いことだけどね。
そろそろオープンの時間だな。
 
 125

池田「今日万枚出れば利子も返せて華菜ちゃん奇跡の今月プラス収支だし!」

                          ~第二弾・完~



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 01:01:49.57 ID:3RIObPPx0

>>1です

とちゅう規制かかったりして投稿できず
ご迷惑を掛けてしまいました。

三弾・四弾と考えてはいますが、まだ何にも書いてないのですが
また機会があれば見て頂けたら嬉しいです。




129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 01:17:48.46 ID:B9b1ESA60

おい救いがなさすぎんだろふざけんな



134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 02:16:24.71 ID:3RIObPPx0

池田に限ってハッピーエンドにする気はサラサラ無かったです。
キャプテンの言動は、宗教に毒されてしまったが故の発言なので。




132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 02:07:44.52 ID:DIa0NKDnO

これは洒落にならないバッドエンド…



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 02:15:57.98 ID:LNgDl+/iO

まあその同棲してる男ってのは俺だけど




126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/24(木) 00:40:13.64 ID:4wgdluTR0

お疲れさん!



http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1253706396/