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(株)ラスター(TSR企業コード:210090111、大田区蒲田3-23-8、設立昭和49年11月、資本金5500万円、エイモス佳実社長)は12月3日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には上田慎弁護士(梶谷綜合法律事務所、千代田区大手町1-7-2、電話03-5542-1453)が選任された。  負債総額は債権者約20名に対し約25億円。

 大量リーチ目にこだわったデートラインシリーズで業界に名を馳せるパチスロメーカー。当初は遊技場経営が主体で、ピーク時の平成2年3月期には売上高137億841万円をあげていた。しかし、バブル期において不動産投資に失敗、以後はパチスロ機の製造に特化していた。

 これまでに「ダブルインパクト」「極-KIWAME-」「神輿」「ガンダム」「クロヒョウ」など個性的な機種を多数発表したが、風営法や遊技機認定規則の改正で射幸性の高い機種への規制強化を受けて新作が減少し、売上が伸び悩んでいた。近年では「メガミリオネア」などを発売するも売上の減少が続き、販売子会社のラスター販売(株)(TSR企業コード:296643629、東京都中央区)を25年3月29日、株主総会の決議により解散させるなど組織再編を進めた。

 そのようななか、26年6月23日に販売先のWIN NET TECHNOLOGY(株)(TSR企業コード:296103390、同所)が東京地裁より破産開始決定を受けたことで販路縮小を余儀なくされ、業績回復の見通しが立たなくなり、7月末までに事業を停止した。
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20141211_01.html


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