homerun
遊技業界に舞い降りた勝利の女神―。彼女の事をそう呼ぶそうだ。握手すれば二週間負けなし。強烈な勝ち方も経験できる。彼女が歌う曲もまた勝利を呼び込む歌として人気を集める。いわゆるパチンコ、パチスロ界に突如として現れたアイドル。これまで縁のなかった人も彼女の登場でアイドルにハマってしまったとか。ソロアイドルのホームランなみち(24)。テレビ局のパチンコ番組『パチFUN!』(全国9局ネット)にレギュラー出演するなど、業界では有名なアイドルだ。その彼女が歌手活動を本格化させる。遊技場でみせた数多くの幸運。今後は楽曲に乗せて届けていく。

歌詞に散りばめた業界用語で言葉遊び
 「私自身、運が強いと思ったことはなかったんです。ファンの皆さんから『2週間負けなし』とか『1万点達成した』とか言われるようになって『そっか自分は運が強いんだ』って気づいたんです。だけど、そのエネルギーを与えすぎているのか、私自身はさっぱり。でも尻の引きはいいですよ!」

 尻の引きとは業界用語で、朝一番の勝負強さを意味するようだ。この業界用語は歌詞にもところどころ出てくる。例えば「ロングフリーズ」や「リールがかかる」「パンク」。ロングフリーズは操作が出来ない状態で大当たりがほぼ確定している状態を指すという。歌詞ではこれを恋心にかけた。

 「作詞家の先生との共作も一部でありますが殆どの楽曲の歌詞は私が書いています。聴いているファンに知っている用語を散りばめることで打っている時に『あ、この用語知ってる』って楽しんで欲しかったんです。でもこうした言葉遊びも面白なって次第に思って。けっこう恋心に重なるフレーズが多いんですよ。楽曲の『Real Love』の歌詞には『ガクンと恋に落ちている』とありますが、あれは業界用語の『リールがかかる』から来ていて、『指先が感じる鼓動』はスロットのボタンを押すイメージで、好きな人に例えました」

 それは振り付けにも反映されている。ファンとの一体感を得たいという思いからだ。

 「例えば楽曲の『月波数↑-Luna Hertz』にある、月の方向に指さす振り付けはスロットのレバーを上げる仕草を取り入れていて、盛り上がりをイメージしています。どのように歌に表現すればファンの皆さんが喜んでもらえるか、ファンと楽しんでいることを思い浮かべながら音楽づくりをしています」


中略


ところで、なぜ「ホームランなみち」なのか。

 「ある方に『ホームラン』はどうかと言われて。昔から皆に『なみちゃん』って呼ばれていてそれでホームランなみちに。特に理由はないんです。ホームランと聞くと皆さん野球を想像されますが、パチンコ業界にも劇的な勝利を収める『万点』というものがあります。これが狙える縁起の良い名前だなと思っています」

 なみちは2012年9月26日に、京セラドームで行われたプロ野球のソフトバンクーオリックス戦で国歌斉唱を行い、ホームのオリックスに勝利を呼び込んだ。名前にホームランと付くだけに、野球選手のバッティングホームのモノマネも得意とする。

 「モノマネできるのは、種田仁元選手(横浜など)、落合博満元選手(中日元監督)、張本勲元選手(巨人など)、八重樫幸雄元選手(ヤクルト)、クロマティ元選手(巨人など)、駒田徳広元選手(横浜など)、原辰徳元選手(巨人監督)、元木大介元選手(巨人)などですね。特に種田選手は皆さんお気に入りみたいです。がに股ポーズなので(笑い)」

 遊技場では実績、知名度ともに高い。ホールでのミニライブは30回の経験はある。だが、単独公演は1回と乏しい。今後本格展開する音楽はまだこれからだ。 258
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ホームランなみち『Reel Love』


今の台リールラブにはあんまならないよね・・・
リール遊びラブなのかな?